研究部門

埼玉医科大学総合医療センター小児科 文献紹介122719

Curr Pediatr Rev. 2019;15(1):30-41.

 

Human Breast Milk-acquired Cytomegalovirus Infection: Certainties, Doubts and Perspectives

 

母乳は新生児、特に未熟児、の栄養の最良のソースである。実際、短期および長期新生児予後に対する有益性については数多くの報告がある。残念ながら、母乳は、特に母乳を与えられた新生児に感染しうる母体ウイルスの存在により、常に安全なわけではない。この中で、サイトメガロウイルス(CytomegalovirusCMV)は、ほとんどは早産児例で、重症かつ急性の疾患を生じさせる可能性がある。いくつかの研究では、後天性CMV感染の構造的・機能的脳修飾と神経学的障害への関与が報告されている。これら理由のため、母乳からその有効成分に最小または全く影響なしに、CMVを除去する方法が望ましい。現在まで、低温殺菌・冷凍・紫外線またはマイクロ波照射が利用可能な手法である;これらの影響を明らかにするために多くの研究が必要ではあるが、それらは異なるレベルの有効性を示し、母乳成分に対して様々に影響を与える。このレビューでは、これらのトピックスについての最新のエビデンスをアップデートする。われわれは母乳を介したCMV排出を促進させる因子に注目する;さらに、早産新生児で重症疾患が起こる可能性についても言及する。最後に、われわれはウイルス感染を予防または減少させ、結果として新生児の健康に影響を与える方法が母乳成分に与える潜在的影響と、メタボロミックスのような近い将来関連する可能性のある新しい技術について検討した。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6696824/