研究部門

埼玉医科大学総合医療センター小児科 文献紹介060820

Valganciclovir

 

Drugs and Lactation Database (LactMed) [Internet]. Bethesda (MD): National Library of Medicine (US).

 

バルガンシクロビルはすぐにガンシクロビルに変換される。妊産婦におけるバルガンシクロビル使用の決定には、いくつもの因子が影響するだろう。母乳中のガンシクロビルまたはバルガンシクロビルの臨床使用についての情報はない。サイトメガロウイルス(cytomegalovirusCMV)は、母乳を介して児(早産児および免疫不全児が最もリスクが高い)に感染しうる。母体がガンシクロビルまたはバルガンシクロビルの治療を受けていたら、感染のリスクが変化するかについての情報はない。製薬会社は、児への薬剤毒性のリスクのため、バルガンシクロビル使用中の授乳は避けることを推奨しているが、CMV感染の新生児はしばしばガンシクロビルまたはバルガンシクロビルで直接治療される。米国および他の先進諸国では、もし母体がHIVとの同時感染を起こしている場合、授乳は推奨されない。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK500948/