J Perinatol. 2020 Aug 7. Online ahead of print.

 

A quality improvement project improving the value of iNO utilization in preterm and term infants

 

目的：NO吸入療法（inhaled NO、iNO）は低酸素血症性呼吸不全の管理のためNICUで使用される。iNOはコストがかかり、34週未満の児の予後を常に改善させるわけではない。

プロジェクトデザイン：われわれのチームは、①iNOを適切な適応で使用し、②治療に対する反応を確実なものとし、③適切な時期に離脱を開始するための質改善プロジェクトをデザインするためにThe Model for Improvementを使用した。プロジェクトはレベル4のNICUで行われ、うまくいった介入はより小規模のレベル3のNICUに広げた。

結果：本プロジェクトでは、すべての指標（月間全iNO時間、患者あたりの平均iNO時間、長期iNOコースの割合）で有意な改善を示した。予測コストを115ドル/時間として、iNO使用患者あたりのコストは21,620ドルから10,580ドルへと半減した。

結論：われわれのチームは自施設でのiNO使用関連の数値を改善させ、うまくいった介入はわれわれの関連施設NICUに広めた。

 

https://www.nature.com/articles/s41372-020-0768-0