小児科全体

11月29日 埼玉医科大学総合医療センター小児科研修医抄読会

 師走を迎え慌しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて少し報告が遅れましたが、11月の小児科初期研修医の抄読会についてです。総合医療センター1年目の久松菜未子先生がPediatricsからアセトアミノフェンによる熱性けいれん再燃予防の効果に関する論文を読んでくれました(Murata S et al, Pedatrics 2018 Oct 8;[e-pub])。熱性けいれんのときに解熱薬を使用すると体温の変化がけいれんの引き金になるのではないかとの話がありますが、熱性けいれんを起こした後に解熱するまでアセトアミノフェンを使用するとその発熱エピソードにおけるけいれんの再燃は減少したというものでした。日本からの報告でしたが、Journal Watchにも取り上げられており、興味深い論文でした。久松先生これからの活躍に期待したいと思います。

 12月になってようやく銀杏が見事な紅葉を見せています。その一方、12月初めにはまだ朝顔が咲いているのを見かけました。季節感が乱れそうな近年です。Facebookの写真は通勤途中にみかえた銀杏です。

https://www.facebook.com/SMCPediatrics/?ref=aymt_homepage_panel

 

文責 森脇浩一