小児科全体

1月31日 埼玉医科大学総合医療センター小児科研修医抄読会

 あっというまに1月が終わり、新型コロナウイルスによる肺炎など気になる出来事も数多くあるこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、月末の金曜カンファ出会った1月の小児科初期研修医の抄読会について報告します。まず、毛呂の埼玉医科大学病院1年目の張賢司先生がJAMA Network Openから、川崎病に対するアスピリンの投与量に関する論文を読んでくれました。

JAMA Network Open.2020;3(1):e1918565.doi:10.1001/jamanetworkopen.2019.18565

後方視的研究で投与量にかなりばらつきがありましたが、興味のある報告でした。

次にやはり毛呂の埼玉医科大学病院1年目の新島宏之先生がThe Journal of Pediatricsから小児喘息発作時の吸入でBreath-enhanced nebulizerの効果を従来のものと比較する論文を読んでくれました。

J Pediatr 2019;204:245-9

残念ながら従来のものの方が良いという結果でこれは器具内のDead spaceが関与しているのではないかとの考察でした。これも興味深い報告だったと思います。

今年は暖冬が話題となっています。通勤途中で紅梅を見かけました。Facebookの写真をご覧下さい。

https://www.facebook.com/SMCPediatrics/?ref=aymt_homepage_panel

 

文責 森脇浩一