小児科全体

埼玉医科大学総合医療センター小児科研修医抄読会

 830日金曜カンファの研修医抄読会は関越病院から小児科・産婦人科・メンタルの研修に来た1年目の大薗早平先生が機械学習による小児救急トリアージに関する論文を読んでくれました(JAMA Netw Open. 2019 Jan 4;2(1):e186937. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2018.6937)。今後、考えていかなければならない課題を先取りした論文で、それを取り上げた若い感性に感心しました。また日高の国際医療センターから研修に来た2年目の小幡雄三先生は小児の急性気道感染症に対して使用する抗菌薬について広域のものと狭域のものを比較した論文を読んでくれました(JAMA. 2017; 318(23): 2325-2336)。結果としては感染症に対する効果に差はなく、有害事象は広域のものに多かったという結果でした。Journal Watchにも取り上げられた重要な論文だと思います。2人の研修医の今後の活躍に期待したいと思います。

 カルガモの家では朝顔がたくさん咲いています。俳句では秋の季語だったと思います。先週のブログでアブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシと書きましたが、ヒグラシではなくてツクツクホウシでした。1週間経って、夏も終わりに近づいたのか、ツクツクホウシが優勢になってきた印象がします。

 

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文責 森脇浩一